<人はなぜ老いるのか?>

●DNA(遺伝子)が寿命をプログラムしている

あなたの身体に60色兆ある細胞の中心には、60兆のDNAがある
最近よく耳にするDNA(デオキシリボ核酸)。すべての生物において、個々の遺 伝形質を発現させるもとになるのが、このDNAなのです。
ところで、人間は60兆の細胞の集合体でできていますが、その細胞のひとつひと つの中心に遺伝子DNAがあります。このDNAには、人間が人間であるため、あるいは自分が自分であるための情報がすべてプログラムされています。人間の寿命さえも、このDNAによって決められるという有力な学説があります。

●DNAが傷つくと老化は促進する

あなたのDNAはいつも傷つけられている
人間の細胞は、脳細胞など一部の細胞を除いて細胞分裂を繰り返しながらたえず新しくなっています。ところが、発ガン物質や紫外線、生体内にある化学物質などによってDNAは傷つけられ、細胞の再生ができなくなった誤ったタンパク質をつくってしまいます。これによって人間の体を守る免疫能力は低下し、細胞のガン化を招いたり老化を促進していることが明らかになってきました。

●人間は酸素によって生き、酸素によって死ぬ

歳をとると活性酸素に対抗できなくなる
人間は酸素なしで生きていくことはできません。ところが同じ酸素でも、体内に入ると 過激に反応する“活性酸素”と呼ばれるものがあります。この酸素は、DNAや細胞膜 、血管などを構成するタンパク質を傷つけ、老化を早めるだけでなく、健康をそこなうこともわかってきました。人間にはこの活性酸素から守る機能(抗酸化作用)がありますが、加齢とともにこの能力が低下することも知られています。

●傷ついたDNAを修復する能力の低下が老化を招く

あなたが予備遺伝子をどれだけ蓄えているかが決め手
傷ついたDNAを修復する機能はだれでも持っていますが、その能力の差が寿命の差に なるのです。
ところがDNAを修復する能力は、加齢とともに低下することがわかっています。 また、DNAを修復する予備遺伝子の量が多ければ多いほど修復能力が高いということもわ かりつつあます。

老化とともに衰える核酸の合成を補う核酸食
人間にある約60兆の細胞は、一部を除いて約4カ月で新しい細胞に生まれ変わります。細胞が分裂を行っり、傷ついたDNAを修復するためには“核酸”という 物質が必要になってきます。
特に腸壁、毛髪、皮膚、骨髄、生殖器の細胞は、活発 に細胞分裂を繰り返していますから、これらの細胞が特に核酸を必要としていることがおわかりになると思います。

20歳を過ぎたら核酸食                                            核酸は体内の肝臓で合成(デノボ合成)されますが、盛んに行われるのはせいぜい 20歳ぐらいまでです。20歳を過ぎるころから、その合成能力は衰えはじめます 。口から入る核酸は、消化酵素によってヌクレオシドやヌクレオチドに分解・吸収 され、肝臓を経由して各細胞に送り込まれます。そして送られた核酸は、人間がそ れぞれ独自に持つDNAに再合成(サルベージ合成)されます。核酸を食べること によって細胞は十分な核酸が補給され、新陳代謝が活発になり、体内の細胞から若 返らせることが可能です。                                    


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